注意:この記事は試遊会の感想という真っ当なものではなく、当日の筆者の失態を纏めたチラ裏日記です。
時は遡り2023/08/05……
遂にこの日が来たわけです。
ACⅥ試遊会!それも広島開催!
今回の筆者sword_renは広島住みなのですが、ゲームにしろなんにしろ、イベント・ライブはご無沙汰の沙汰。それもそのはずここは中国地方。
「どこ住み?」「中国」こんなやりとりで一発ネタをかます程度のことくらいしかやる事の無い地方なワケです。ウケを取れたことはないです。
そんな辺鄙な土地で、あろうことかフロムソフトウェアは試遊会を開催してくれるとの情の篤さ!しかも会場はアクセスもいいエディオン広島本店と来た!
この好機を逃すまいと、試遊会発表の当日からリンクスステップを踏み続け、前日は興奮のあまりまったく寝られず。
試遊会の開始時刻は12:00、エディオンの開店は10:00なので、開店前あたりの到着を目標に、家を出立。バス停でバスを待つ数分間、荷物の確認も怠らず。その場の興奮を書き記すためのスケッチブック、交通ICカード、財布、暑さ対策の飲料、もしものための肛門科の診察券、カバンの底の紙屑……準備ヨシ。
準備は万端、我が覇道の前に恐るるもの何も無し。見れば腹が立つほどの満ち足りた足取りで人気の無いのバスに乗り込み、後部の席にふんぞり返る。
時は9時あたり。同じ広島会場の同志たちの意気込みはどうなっているのやら……グラインドブレードの如く踊る掌でスマホを取り出す。踊りすぎて一回落としてケースの角が割れたのは些細な問題。
「整理券配布終了確認!!」
は?
いやいやいやいやそんな訳がない
だってまだ開店前d「店員に確認したけどもう整理券無しとのこと」
これらがおよそ8:50の報告である。
いやそんな事あるか?
名前は知れてるし男たちの好きなものが詰まってるし同志はたくさん見て来たけどそこまで売れたシリーズでもないのにこの辺鄙な土地でそんな事あるか?ありました。心の真改も無念と叫んだ。
ちなみにこれは当日確認したSteamの売り上げランキングである。「世界的にヒットしないかな~」とか冗談半分で抜かしていたが、本当にヒットしとるやないか。私か、侮ったのは……
ちなみに現地にいた人曰く、「大体6:30くらいに来てれば間に合った」とのこと。俺が興奮で寝つけねぇ~wなんてバカやってる間に、歴戦のレイヴンたちは既に行動を起こしていたのである……
自立兵器を放出しきった後のカブラカンの如く、空っぽのままバスに座り尽くす。立地の都合上、すぐにバスを降りても歩いて帰るにはあまりにも面倒くさいのだ。
現地着いたら何食うかなと必死に心を誤魔化しながらもバスに揺られ続ける。幸い身内のコミュニティ内でこの件をネタにすることで承認欲求は満たせたので、哀しくはなかった。いやでも今見るとこの行動自体かなり哀しいな……
バスに揺られ続け40分。現地が目前に迫るにつれ、空っぽだった車内もすし詰め状態となり、到着した時には息苦しさからの解放で少しだけ心が安らいだ。
歩いて2分もかからず、エディオン本店の二本の塔が眼前に聳えている。エディオン広島本店は西館と東館に分かれており、今回試遊会が開催されるのは西館の4Fだった。
まだ開店前のため、入り口は空いていない。東館には数人の列があるものの、西館の方にはあまり人気は無い。開始が12:00で、整理券配布も済んでいる以上、並ぶ必要も無いのは至って当然。謎に納得を得ながら視点を歩道に戻すと、試遊会の案内の看板が置かれている。
看板機体のNightfallがデカデカと描かれており、「本当に新作が出るんだなぁ」と感慨を覚えたのも束の間。看板に赤いテープで「整理券配布は終了しました。」……
俺は泣いた。
いや流石に泣きはしてない。ショックは受けたが泣いてない。気持ちを切り替えなければならない。わざわざ交通費をかけてここまで来たのだ。何をするべきか考えなければ。
今の時間は9:40くらい。本通りのアーケード街もまだ開店していない店舗が多いし、飯を食うなら猶更だ。カフェなどは空いているものの、飯屋には既にいくつかの目星は付けているため、候補には入らない。
考えながらほっつき歩くうちに、PARCOが空いていることを思い出し、タワーレコードを見て回り、無印良品で服をいくつか調達することにした。間違えて冬用の上着を着て来たため、クソ熱いのだ。
適当に服を調達し終える頃には、時間は11:00を過ぎていた。途中でDiscordを確認した時には開店したエディオンから「パンフレットがある」という情報を得たものの、敗北感とプライドから取りに行かなかった。今考えるとバカすぎる。なんだよプライドって!!
そろそろ飯屋も開店し始める頃合いのため、候補の中から行く飯屋を考え、結果としてホルモン麻婆豆腐の店に行こうと決めた。結果として、行きつけのカレー屋に行った。意志軟弱であるが故に、目の前で開店したカレー屋に抗えなかったのだ。
吉田戦車の「伝染るんです。」に脳を支配されているため、カニクリームコロッケがこの世でいちばんうまいと信じて疑っていない。そのためクリームコロッケカレーを注文。
画像では店の名前を隠しているものの、もし特定できた人がいたら是非とも寄ってみてほしい。本当に美味しいから。
食事が終わり、おおよそ11:30。帰路に就くこと事を考えながらも、整理券争奪戦に勝利した面々はどうしているのかとDiscordを確認すると、目を疑った。
なんと、アニメイト4Fのらしんばんに、ACV.I(コトブキヤから展開されていたACのプラモデルシリーズ)のキットが置かれているとの報告があるではないか。
自分がACを始めてからACV.Iのキットを探し回ったこともあったが、この目で発見して買えたのは、発売及び再販されてから日が浅いシュープリス OPverのみ。I13のトラウマせめてこの目で見てみたいとらしんばんへ向かうと、本当にあった。
ノブリス・オブリージュ、テルス、ハングドマン。
どれも希少価値故に相応の高値がついていたが、我慢が出来るほど心の強い人間ではない。丁度この前テルスのキットの画像に感銘を受けて再現したのもあって、テルスを即座に購入。幸いテルスは8000円台であり、大体シュープリスと同じくらいの値段で買うことが出来た。
この以外かつ大いなる収穫のおかげで、成仏したかの如く安らかな気持ちで帰路につくことが出来た。
試遊会に参加できた面々の報告を見ると、試遊ミッションのボスであるスマートクリーナーの撃破がそれなりの数報告されていたが、その中でも片腕を負傷しながらも撃破に成功した「広島の隻狼」なる人物も確認されており、大盛り上がりだった。敗北感とかプライドとか言って観戦を拒んだ俺に、今の俺と入れ替わってほしいと思うばかりである……見届けたかった……
試遊会に参加できなかったのは残念だったが、テルスという収穫と、初プレイの感動を取って置けたということで、今は納得している。でもノベルティは欲しかった!
というかなんでカレーの写真は撮っておきながら看板とか現地の写真撮らなかったんだよ俺のバカ!!!!!!!