ARMORED CORE(アーマード・コア)

【ARMORED CORE for Answer】ACⅥ前に振り返るACfA[企業解説編]

sword_renです。蒸発してません。
知り合いにバレないように名前にTwitterリンクを仕込まずやってましたが、一発目でバレました。あんちくしょう。

今回は、前回解説するのを完全に忘れていた企業と、ストーリーのChapter2をやっていきます。

マジですみません、企業説明してChapter2行くか~くらいの軽いノリで書いてたら企業だけで前回より記事がデカくなっちゃったので今回はただの企業編です。反省します。

企業とは?

ACにおいて外せない要素の一つ、それが企業です。 (一部作品除く)
登場する企業は作品によって違いますが、ほぼ共通しているのは「ACのパーツの生産元」という事と、「世界観を示す存在」という点です。

特にAC4シリーズの企業は「世界を支配する存在」として描かれているため、他作品よりも多彩な企業が登場するのが魅力です。 (前回の世界観の項も参照)
というわけで、ここではゆかいな企業たち(とそれに類する組織)を紹介していきます。

企業連

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エミュ環境の都合上解説が出てくる前にロードが終わってしまう……

リンクス戦争において世界の支配者たる企業が大打撃を受け、パックス・エコノミカ(企業統治)が崩壊しかかったため、それに代わって企業たちによって設立された連合。統治者として秩序と平和を維持するためという真っ当かつ素晴らしい目的で組織され……

 当 然 の よ う に 、 機 能 し て い な い 

GAグループ

グローバル・アーマメンツ社、通称GAを宗主としたグループ。
コジマ系の技術力は低いものの、鉄塊のような装甲と、巨大なグループ規模による物量は恐ろしいモノ。要は脳筋グループである。
アームズフォートもこのグループ製のモノが多く、物量は力なりを体現している。

GA (グローバル・アーマメンツ)

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モデルは恐らく「エジソンの会社」として有名なGE社

グループ宗主のGA本社。子会社?のGAE(ヨーロッパ)が存在していたAC4ではGAアメリカなどと呼称されていたが、前作でGAEが壊滅したため、今作では単にGAと呼ばれる。
まさしく鉄塊とも言うべき箱っぽいデザインのネクストを生産しており、見た目に違わず非常に堅牢な装甲を持ち合わせている。プライマルアーマー?何それおいしいの?ハコモアイシテ!

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前標準機GAN01-SUNSHINE、通称「悪魔超人」
名前からしても完全に狙ってやっている

最新機のNEW-SUNSHINEはAMS適正が低くとも扱いやすいという特徴を持ち、AMS適正が低いリンクスでも戦力として起用することで戦力を拡充している。

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AMS適正=強さではないということを叩き込んでくれる前作からのお馴染みローディー先生

有澤重工

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名前からわかる通りの日系企業。ACを詳しく知らない人でも、架空の変態日本企業としてTwitterなどで見かけた人も多いのではなかろうか。
社風を一言で表すなら「大艦巨砲主義」
リリースしている武器はすべてバズーカかグレネードという徹底ぶりで、すべてが日本の温泉から名前が取られているのが特徴。

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有澤の本質を示すような超巨大グレネードキャノン「OIGAMI」
レギュの都合で攻撃力がそんな高くないことがあるのはご愛敬

また、なんと社長がリンクスを務めるという他では見られない末恐ろしい特徴も。

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クーガー

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ロケットエンジン技術がウリの会社で、イメージ通りにブースターをリリースしている。
前作ではどうもパッとしない感じの会社だったが、「なりふり構わぬ情報・人事戦略」でその差を埋めたらしい。
ゲーム中でもその進歩を表現しているのか、AC4時点ではクーガー製ブースターはお世辞にも……とまではいかないにしろ優秀とは言えない性能であったが、今作では多少改善している。
ぶっちゃけ不確定だったり噂程度の話とかを省くと書くことがあんまり無い

MSACインターナショナル

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FCSやレーダー、そしてミサイルあと電子レンジを専門とする企業。
レーダーは正直言って微妙だが、ミサイル技術は恐ろしく優秀であり、数も多い。
クーガーと同じく地味な企業ではあるものの、ゲーム中のミサイルの優秀さからプレイヤー間での認識度も高い。

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「グリミサ」の愛称で絶大な支持を誇るMSAC製分裂ミサイル、SALINE05
初期レギュではバランスブレイカーでありながら、弱体化されつつも依然として強武器だった。

BFF (Bernard and Felix Foundation)

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高いカメラ性能を持つネクスト、精密性の高いスナイパーライフルに定評のある企業。
前作AC4ではレイレナード社勢力としてGAと敵対していたが、前作主人公に本社船「クイーンズランス」を破壊され、壊滅しかかったところGAの支援で復興し、GAグループに加わった。
前標準機047ANは海外版AC4のパッケージ機体になっていたりと、意外と目立っている。ただ海外版AC4のパッケージデザインは……その……
今作ではマザーウィルによって地上の覇権を握るなどいかにもGAグループ企業っぽいことをしながらも、社風に反して近中距離用機体063ANを生産したり、物理一徹のGAグループ内にいながらもレーザーライフルに手を出したり……とやりたい放題である。

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なんとカラードランク2のリンクスを保有している
ゲーム中ではぶっちゃランク1より強い

インテリオルグループ

レーザー系の武装を主とする、インテリオル・ユニオンを宗主とするグループ。
なんと関連する登場人物が全員女性という徹底ぶり。無名の輸送トラック運転手でさえも女性である。(いちおう前作に一人だけ男性リンクスがいたが、前作主人公に撃破されているため今作では登場しない。)
ミッション仲介人も丁寧な口調の女性であるがハードモードにおける伝達不備があまりにも多い

インテリオル・ユニオン

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インテリオルグループ宗主。前作にも同名のグループが登場しているが、前作はあくまでメリエス、レオーネメカニカ、アルドラの三企業のグループを示す名前だったのに対し、今作のインテリオル・ユニオンはメリエスとレオーネメカニカが合併した一企業の名称になっている。
非常に優秀なレーザー兵器を多数リリースしており、それを扱うためのネクストもレーザー兵器に特化した内容となっている。
また地味にASミサイル(勝手に追尾してくれるミサイル)も作っている。
ちなみに、主人公のオペレーターであるセレン・ヘイズもここ出身である。(厳密には合併前のレオーネメカニカ)

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名前こそ違うものの、アーマードコアの伝統たるKARASAWAの系譜、CANOPUSE
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インテリオルグループのトップリンクス、ウィン・D・ファンション ファッションではない
プレイヤー間では中の人繋がりで「少佐」の愛称も

アルドラ (アルブレヒト・ドライス)

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毎回間違えてアルドラヒト・ブレイスって書いちゃう

前作ではインテリオル・ユニオンの一角を担っていたアクチュエータ系企業。今作ではインテリオンからは独立しているものの、関係は良好なままのようで、変わらずインテリオルグループに属している。ややこしいわ!
レーザー兵器(というかEN兵器)を主とするインテリオルグループの企業でありながら、いかにもガチムチな感じのネクストやグレネードを手掛けているという中々に異色の企業。

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実銃の如くリボルビング弾倉を持つグレネード。シブいぜ。

トーラス

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「すべては技術より」

前作で壊滅したGAEとアクアビットを母体にして出来てしまった企業。
“あの”アクアビットが前身というだけあって、この企業を一言で言うなら「変態企業」である。作中でも変態呼ばわりされている
異常なまでの固さのプライマルアーマーに、機体が発するコジマ粒子から使用者を守るというおかしな方向性の重装甲を備えた標準機ARGYROS、ネクストを一撃で吹き飛ばすコジマライフル&コジマキャノン、アサルトアーマーを強化するアサルトアンプリファイア&アサルトキャノン……ととにかくコジマ尽くしの製品をリリースしている。
そのあまりにもカッ飛んだ方向性から、コジマ中毒罹患企業との謂れも。妥当である

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コジマの塊。どうせぇっちゅうねん!!!!

オーメルグループ

オーメル・サイエンス・テクノロジーを宗主としたグループ。中東感がつよい。
作中での立ち回りもあってか、ローゼンタールを除いてかなり悪役のようなイメージがある。(個人の感想です)
「あなたにとっても、悪い話ではないと思いますが?」

オーメル・サイエンス・テクノロジー

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オーメルグループの宗主を務める企業。
前作ではローゼンタールの下部企業といった感じだったが実際にはオーメルの方が強大であり、今作では宗主として堂々と鎮座している。
非常に高い政治力を持っており、その強さは企業連がオーメルの意志を”企業の総意”として代弁するというレベルである。
技術力もかなり高いレベルであり、かつてのアクアビットと並んでコジマ技術の独自開発に成功している。
また、前作で壊滅したレイレナードの技術者を取り込んでいる。そのせいか新標準機LAHIREの設計思想が完全にレイレナードのそれである
また、カラードランク1のリンクスを保有する企業でもある。

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ランク1、オッツダルヴァ
プレイヤーからは色々言われるが、オーダーマッチの解説は基本的にはメタ視点であるため、世界観上の強さはランク1にふさわしいものだと思われる(推測でしかないが)

アルゼブラ

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とある台詞から”大アルゼブラ”という愛称も
ダイアル・ゼブラではない

前作ではイクバールという社名だったが、リンクス戦争後の人事再編に合わせて社名を変更。前標準機のSALAFもSOLUHという名前に変更されている。
宗主のオーメルとGAとの関係はいまいちわかりにくいが、アルゼブラは食糧問題で敵対していると明言されている。
機体はどれも立体起動戦に向いており、奇抜な外観に反してネクストの機動力を最大限に活かしたプレイングが可能。
武装も多くリリースしているが、その多くはどう見てもソ連系兵器にしか見えない外見をしているという特徴がある。
また、バーラット部隊というノーマルで構成された部隊を保有しているが、登場するミッションの環境も相まって、ゲーム中においては普通のノーマル部隊を遥かに超える強さを持つ。

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どう見てもAKです本当にありがとうございました

テクノクラート

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元イクバールの子会社、つまり今は子会社の子会社みたいな立場のテクノクラート。
一応元々ロシアの国営企業(が母体)だったらしい……が、解説で“企業支配の技術的最底辺”とまで言われる程技術力が低く、大分アレ。
作っている装備はなんとロケット (高火力だがロックオン不可) のみ。まさか他を作れない程技術力が低いんじゃあるまいな
初期のレギュではロケットの火力もかなり低かったためゲーム中でも文字通りの斜陽企業だったが、後期では改善している。
あと唯一の所属リンクスは広島弁で喋る。なんで?

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ハラショウ

ローゼンタール

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前作ではパックス・エコノミカを構成する巨大企業に名を連ねていたが、今作ではオーメルグループの一組織という立場に甘んじている。
”そのデザインは象徴性に優れ、世俗的認知度は極めて高い”との解説の通り、機体は王道的デザインで素晴らしくカッコイイ。
性能も悪くないため、初期機体選択で後援企業をローゼンタール(オーメル)にした人も多いハズ。

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初期機体としてあまりにも完成されている。デザインも完璧。

また、同社を代表する機体として標準機HOGIREをベースとした”ノブリス・オブリージュ”という機体が存在し、前作ではレオハルト、今作ではジェラルド・ジェンドリンという人物がリンクスを務めている。
AC4のティザートレーラーに登場した機体、通称”破壊天使”に酷似しており、ある意味でAC4シリーズを代表する機体とも言えるかもしれない。その割には企業自体の影は薄い

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翼のようなレーザーキャノンが目を惹く美しい機体

アスピナ機関

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この画像で嫌な予感がしたあなたは間違っていない

ネクストには欠かせないAMS技術の研究を主とする機関であり、前作において主人公の戦友、ジョシュア・オブライエンが命を懸けて守り抜いた故郷とも言える場所である。
……あったのだが、そんなアスピナがfAにおいて堂々とお出ししてきた機体は

よくもこんなキチガイマシンを!

と叫びたくなるような代物であった。
というか、こいつが今作におけるアスピナの出番のすべてと言っても過言ではない。おかしいだろ。

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あたまおかしいよ……

こんな機体ではあるが、研究の賜物か機動力はおばけなので、いざ相手にしてみると捕捉するのにえらく苦労する。ただしグレネードあたりを直撃されると一瞬で吹き飛ぶ。
またオーメル傘下だけあってコジマ技術は優秀なのか、地味にプライマルアーマーが硬かったりする。だからどうしたという話ではあるが

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ジョシュアの故郷というイメージを粉々に打ち砕いてくれたアスピナ所属リンクスの解説

その他企業

壊滅済みだったり、企業ではないヤツらの項目です。

ラインアーク

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恐ろしく強力なネクスト、ホワイト・グリントを保有する、企業連への反抗組織及び都市。
人工などで言えば最大勢力と言えるかもしれないが、その理由は「来るもの拒まず」の姿勢に対して企業の亡命者が大量になだれ込んでいるだけというかなり残念な組織。
それでもこの組織が存続出来ているのは、それだけ企業にとってホワイト・グリントが恐ろしい存在であるという事を意味する。
そう言えば前作で同じ名前とエンブレムを見た覚えがあるような……?

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唯一のワンオフ機体を駆る謎のリンクス。
単騎で企業を壊滅させたリンクスと言えば……?

レイレナード (壊滅済み)

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前作で主人公によって壊滅させられた企業。
リンクス戦争当時は非常に強力かつ多数のネクスト戦力を保有しており、国家解体戦争での働きによってリンクスナンバー1を保有していたリンクス、ベルリオーズもここの所属であった。
そしてそのネクスト戦力の全滅=レイレナードの敗北に繋がったリンクス戦争の結果が、今作の企業の思想に大きな影響を与えている。
ちなみにベルリオーズの愛機、シュープリスはAC4のオープニングやパッケージに採用されており、ノブリス・オブリージュやホワイト・グリント(ACfA)と並んでAC4シリーズを代表する機体とも言える。
標準機であるAALIYAHはACfAの時代でも使用されており、優秀さが伺える。あとカッコイイ。
現実ではコトブキヤから発売される”デコクションモデル”というフィギュアブランドの第一弾として抜擢されるなど、立体化の機会にも恵まれている。お財布事情で買えませんでした

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初期機体としても使える……が、様々な事情から初心者には向かない

とっくに壊滅済みであるため、今作のストーリーには登場しないが……?

GAE (壊滅済み)

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GAのヨーロッパ法人。前作においては、GA本社の意向をガン無視し、アクアビットとがっつり癒着してコジマ兵器ソルディオスを建造していた。
当然GAはキレたため、ソルディオスが建造されていた施設であるGAEのハイダ工廠へと主人公を差し向け、粛清される。

早い話が前作のやられ役であった。

アクアビット (壊滅済み)

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アスピナほどではないが大分イっちゃっているデザイン

かつてコジマ技術のリーディングカンパニーとして君臨していた企業。
あのトーラスの前身と言えば大体察せる通り、かなりの変態企業でもある。
GAEの項にもある通り、GAEと癒着してソルディオスを建造していたのだが、GAの粛清に対してなんとアクアビット側が報復を宣言。
同士であったレイレナードと共にGA陣営へ宣戦布告し、レイレナード陣営(レイレナード、アクアビット、GAE、インテリオルグループ、BFF、イクバール)vsGA陣営(前記以外)によるリンクス戦争と呼ばれる戦争が始まった。あれこれレイレナードとかBFFとかって巻き込まれただけじゃ……

最終的に、主人公とジョシュア・オブライエンによってソルディオスを撃破され、そのままジョシュアに本社を破壊され、壊滅していった。

画像に映っている標準機、LINSTANTはぶっ飛んだプライマルアーマー性能を持つが、代償としてそれ以外がヤバいことになっているというとんでもない機体である。アクアビットマンとはPA整波性能19103&KP出力999を誇る最強のヒーローである!

あとがき

この企画を書き始めた当初は「シリーズ未見向けやしある程度ざっくりでええやろな……」くらいの感覚だったのですが、この記事の解説前にアレが現れてしまったので(詳細は伏せます)「適当書いたら切腹する覚悟で書くか……」になったのでつらみです。ぴえん。
なので不確定な話や噂程度の情報、確定要素の少ない考察などはある程度削って書いてますが、おかしいところがあったらバンバンコメントください。エンコ詰めます。(詰めません)
あとnote様はなんでもするのでNotionみたいに三段階の見出し機能をください

(noteってそうなっているのねー。下書き共有貰っているんですが、WordPressブログ・本稿では関係がないZE!! by書い人・かいと)

Chapter2編は次回になります。マジで反省してます。

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