どうも、書い人(かいと)です。
だいぶ前に1~9巻完結セットを買ったまま、積読(つんどく)していたガガガ文庫のライトノベル、『GJ部』(グッジョぶ)に手を付け始めました。
アニメ版も中途半端に視聴しています(OP曲「もうそう☆こうかんにっき」好きだなあ。歌詞はあまり作風に合っていないけど、ぶっちゃけ)。
日常の不思議・部活物
保坂和志さんの『プレーンソング』を思い出すような、普通の日常+α。
4コマ小説を作者さんが自称しているだけあって、ショートショートな感じでサクサク読むことができます。
いわゆる「謎部活もの」で似たようなものを思い出すのは『涼宮ハルヒの憂鬱』、似た雰囲気では『生徒会の一存』(部活じゃなくて生徒会?)シリーズですね。
ハルヒはセカイ系的な仰々しい話になっているのと、『生徒会の一存』もなにやらバックで暗かったり陰謀めいた話が展開されていたような気がする(特に後者はうろ覚え、書い直して読み返したい……)。
『GJ部』は多分、そういった話ではありません。
こういう話を考えるのは、難しい
作家志望の自分からすると、特にそう感じます。
SFだったりファンタジーだったりすると、設定が書けて文字を埋めやすいし、それで話を展開しやすいんですよね。
荷電粒子砲ビーム!! とか、
あれは契約魔法で呼び出される魔獣、ウンタラカンタラ とか、
『GJ部』のように、こういう何事もない日常だけで成立させているライトノベルは案外、稀有(けう)なんじゃないかと思っています。
たぶん、自分は一生書けるようにはならないような、それでいて作家を目指すなら必ず通らなければならないような「魔法や超科学なしの日常オンリーで話を成立させる」というのを見事にやってのけています。
書ける人は書けるし、一般文芸ならなおさら多いし、必要とされる能力な気がします。
さらに書くと、『何も考えずつらつら読める』文章をずっと維持しているのも良ポイントです。
すげーな『GJ部』。
日常力を高めたいな、の巻
この項目は、こっち(書い人自身)の話。
日常の細かい所作をしっかり描けるのは、人間を愛している証拠だと思うのですよ。
自分は散々いじめられて、人間が嫌になった人間です。
基本は人に興味なかったけど、さらに興味がなくなるどころか嫌って、戦争・アクションばかり書いていましたね(人が死ぬ描写を好んでしまっていた)。
なんだろう、小説ってやっぱ真逆のことをする必要があるのだろうなあと最近おぼろげに掴んでいますね。
『GJ部』に邪悪な人は出てこないと思うのですが(多分)、清濁併せ持つの精神でいろいろな人に興味を持っていきたいですね。
……それでも、キャラクターについての記述が一切ない今回のレビューです。
おっそろしく他人に興味が持てない(ていうか、自分自身ですら半ばどうでもいい?)自分ですね。
後半、自分語りですみません。
この記事を書きながら大体2巻くらいを読んでいます。
読み終えたら、別記事でまとめ記事でも書きたいけど、その日は来るのか(記事内容が薄くなりそう)?
素直に、この記事に追記するかな?
ありがとうございました!!