相手の戦闘能力を削(そ)ぎ、一方的に殴り勝つ!!
どうも、書い人(かいと)です。
現在(執筆日時点)のスタンダード環境では、クリーチャー主体のデッキが多いと思い、メタにもなりうるデッキを組んでみました。
Contents
インポート用データ(英語版・2022/11/8追記)
Deck 4 Tolarian Terror (DMU) 72 21 Island (HBG) 296 4 Poppet Stitcher (MID) 71 3 Founding the Third Path (DMU) 50 4 Consider (MID) 44 4 Otherworldly Gaze (MID) 67 4 Thirst for Discovery (VOW) 85 4 Essence Capture (NEO) 52 2 Haughty Djinn (DMU) 52 4 Fading Hope (MID) 51 4 Rona's Vortex (DMU) 63 2 Essence Scatter (DMU) 49
下記の日本語版のデッキを微調整したものになります。
人気記事であるのと、今のところ日本語のデータからはインポートできない、MTGアリーナ側の不具合があるということで対応させて頂きました。
(このサイトのcopy・デッキデータをクリック→MTGアリーナのグラフィック→言語設定をEnglish、デッキ構築画面でimportを押すとデッキが構築されます。持っていないカードは未所持の状態のままです。
必要に応じて、その後で日本語に言語設定を戻すなどしてください)
インポート用データ(日本語)
デッキ 4 トレイリアの恐怖 (DMU) 72 22 島 (HBG) 296 4 戯れ児の縫い師 (MID) 71 3 第三の道の創設 (DMU) 50 4 考慮 (MID) 44 4 異世界の凝視 (MID) 67 4 発見への渇望 (VOW) 85 4 本質の把捉 (NEO) 52 1 傲慢なジン (DMU) 52 4 消えゆく希望 (MID) 51 4 ローナの渦 (DMU) 63 2 本質の散乱 (DMU) 49
基本的な動き
相手クリーチャーは、バウンス(戦場から手札に戻す)呪文や、可能なら打ち消し呪文で打ち消します(バウンスする→再度唱えてきたら打ち消す、は定番ではあるものの、しっかり強いムーブです)。
戦場に出すクリーチャーとしては、
戯れ児の縫い師/戯れ児工場
あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、腐乱を持つ黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークン1体を生成する。(それではブロックできない。それが攻撃したとき、戦闘終了時に、それを生け贄に捧げる。)
あなたのアップキープの開始時に、あなたが3体以上のクリーチャー・トークンをコントロールしている場合、あなたは戯れ児の縫い師を変身させてもよい。
あなたがコントロールしているすべてのクリーチャー・トークンはすべての能力を失い基本のパワーとタフネスが3/3になる。
あなたのアップキープの開始時に、あなたは戯れ児工場を変身させてもよい。
強力な1枚(両面カード)です。
神話レアなのがネックかもしれません(集めづらいので、投入枚数は3枚にしても良いかもです)。
ちなみに自分は、あまりにこのカードの能力が高いために、伝説(自軍下で戦場に1枚までしか残せない)カードだと勝手に思いこんでいましたね。
表面(戯れ児の縫い師)は、条件を満たすことで腐乱持ちゾンビ・トークン生成を行い、
裏面(戯れ児工場)は事実上、腐乱能力持ちゾンビから腐乱を取り除き、ステータスをアップさせる能力になります(アーティファクトです)。
比較的軽い条件で裏面に変身でき、また裏面から表面に変身し直すのも、自分の各ターンごとにスムーズに行えます。
重ね張りもできるので、戦線維持はかなり楽です。
その基本ステータスから(クリーチャーの状態だと)、切り崩しで簡単に除去されてしまうのが悲しくはあります。
パワーとタフネスの合計が5以下であるクリーチャー1体を対象とする。それを破壊する。
傲慢なジン
飛行
傲慢なジンのパワーは、あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカードの枚数に等しい。
あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
できれば2枚積みしたかった……(レアカード資産が足りなかったです)。
墓地にインスタント&ソーサリー呪文があるほどパワーになり、インスタント&ソーサリー呪文のコスト軽減も行えます。
3マナで、必要十分みたいな強さだと思っています。
トレイリアの恐怖
この呪文を唱えるためのコストは、あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカード1枚につき(1)少なくなる。
護法2(このクリーチャーが対戦相手がコントロールしている呪文や能力の対象になるたび、そのプレイヤーが(2)を支払わないかぎり、その呪文や能力を打ち消す。)
最小で青の1マナで唱えられる、護法2持ちの5/5クリーチャー・海蛇です。
このデッキはインスタントやソーサリーの消費が激しく、ライブラリー(デッキ)から直接墓地に置けるカードも多め(後述)なので、軽めのコストで召喚しやすいです。
基本は青の計7マナですが、素出しすることはまずないとみて良いことでしょう。
その他のカード(墓地肥やし)
異世界の凝視
あなたのライブラリーの一番上にあるカード3枚を見る。そのうちの望む枚数をあなたの墓地に、残りをあなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。
フラッシュバック(1)(青)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードをフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後、これを追放する。)
最大3枚のカードを墓地に置きます。
ドローカードではないので、墓地肥やし&ライブラリートップ操作カードの枠として考えるといいでしょう。
1マナと軽く、2マナとやはり軽いフラッシュバック・コストで墓地から唱えられるのも良いですね。
フラッシュバックで唱えた場合は自分の墓地から追放されてしまうので、異世界の凝視ぶんの1枚が墓地から減ることに留意してください。
考慮
あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見る。あなたはそのカードをあなたの墓地に置いてもよい。
カード1枚を引く。
必要に応じて墓地肥やしを行い、手札交換などを行います。
第三の道の創設
先読(章を選び、それに等しい数の伝承カウンターで始める。あなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンター1個を追加する。飛ばされた章は誘発しない。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I ― あなたはあなたの手札から、インスタントやソーサリーでありマナ総量が1か2である呪文1つを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
II ― プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカード4枚を切削する。
III ― あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカード1枚を対象とする。それを追放し、コピーする。あなたはそのコピーを唱えてもよい。
先読み(さきよみ)能力があり、好きな章から始められるエンチャント・英雄譚です。
ⅠとⅡは簡単ですね(Ⅱの切削は自分に使い、ライブラリートップの4枚のカードを墓地に送ると良いでしょう)。
Ⅲはマナ・コストを仕払わなくていいのかと、誤読しやすいテキストです。
コピーした呪文のコストは支払う必要があります。
コピーした呪文は追放されることもないので、さらなる使い回しや傲慢なジン、トレイリアの恐怖の能力に困らないのがとても良い感じです。
発見への渇望
カード3枚を引く。その後、あなたが基本土地・カード1枚を捨てないかぎり、カード2枚を捨てる。
基本土地(このデッキでは島・カード)を捨てない限り、ただの手札交換になってしまう……と言いたいところですが……
島を捨てられない場合でもインスタントやソーサリーを2枚捨てる墓地肥やしなども可能ですので、実は非常に優秀です(普通に島を捨てて、ハンド・アドバンテージ(手札枚数の優位性)を稼いでも、もちろん良いです)。
4枚積みしていますが、傲慢なジンを1枚追加できるなら、3枚積みにしたほうが良いかなと思っています(コストも3マナと若干重めですし)。
ソーサリーっぽいイメージが個人的にはありますが、インスタントであることが地味に優秀な気がしています。
まとめ:一方的に殴るか、殴られるか
決着がわりと、はっきりと着きやすいデッキです。
バランスの取れた初期手札、その後の引きになることを祈って対戦しています(笑)。
コントロール(パーミッション)を含みますが、複雑といえる動きは(断言はしませんが)おおむねありません。
今回のデッキ構築の途中では、黒の除去呪文などを混ぜるなどをしていましたが、バランス取りが難しかったため青単に舵切りをしてみました。
ある程度スタンダードのランク戦(BO1)で勝利を収められていますが、最終調整はいつものように各プレイヤーさんに任せる、ということにしたいです(BO3用のサイドボードは何が良いのかなー?)。
ありがとうございました!!