※記事原文へのリンク(英語)
執筆者名(敬称略):El Shionheart
情勢が大きく移ろう中、連邦、そして帝国にも星間外交の転換点が訪れています
おはようの方はおはようございます、こんばんはの方はこんばんは
ニューエデンクラスター全体から伝えられる、今最もホットなトピックニュースをお伝えする『New Eden Headline』のお時間です
EST(ニューエデン標準時) 3/10 18:25発-
アマー、ガレンテの外交団が『宇宙政治的相互理解』の進展を称えているとの報告が寄せられています
Genesisリージョン、Pashanaiシステムから伝えられるところによると、アマー帝国皇位継承候補者であるErsilia Kor-Azor女史とガレンテ連邦のWayaki Kayara評議員が、同システムのACNステーションで開催中の両大国間の外交協議に関する共同進捗報告を発表したとのことです
Kor-Azor女史とKayara評議員は共同声明の中で、協議の進展、そして『宇宙政治的相互理解』の達成の可能性について『かなり楽観的』であることを表明しています
カルダリ連合とミンマター共和国の大幅な外交的和解を受け、帝国と連邦の外交団による協議はここ数日間に渡って継続しています
女帝Catiz1世とCeles Aguard大統領は、それぞれの影響圏における相互『不干渉』という新政策について、迅速な合意を望んでいるとされています
大半の観測筋にとって、連合と共和国の不可侵条約締結は最早ほぼ確実、当然の結論と思われていることから、もしそうなった場合、帝国と連邦は両軍の義勇軍ウォーゾーンでの交戦の一切を停止すると広く予測されています
カルダリとミンマターの代表団は、正式な条約調印式に先立ち、条約の最終的な詳細についての交渉のため、両国の母星を訪問しているところとのことです
次のニュースです
連邦と帝国の世論がニュースを受け止める中、両国内のリアクションは様々なものとなっているようです
Placidリージョン、インタキシステムから伝えられるところによると、インタキプライムのSuvio Bellaron上院議員がLeinoka市での記者会見で述べたように、Celes Aguard大統領に反する国内の批判者は、彼女が『国境を越えた星間文明に対する我々の責任を完全に放棄した』と即座に非難の声を上げています
連邦市民は外交の進展の速さにやや驚いているものの、緊急の世論調査ではアマー帝国との関係改善について、慎重ながらも歓迎する声が上がっているようです
Placidリージョンの連邦海軍施設を訪れていた親Aguard大統領派のFaron Shu上院議員はコメントを求められた際、以下のようにコメントしました
『Suvio Bellaronはいつも他人の問題に介入したがるからな。 New Riennes市議会の議事進行、Jin-MeiのChandeille組織、アマー帝国の軍事問題… それともしかしたら辺境リージョンの遠征まで、大小問わずに、な。 しかしながら、Suvio Bellaronが、自身に何らかの形で手柄を立てる立場にない限り、誰かが彼の大切なインタキシステムに介入することは悲惨な結果になるだろうな。』
アマー帝国では、皇家や主要なホルダー(訳注: アマーにおける奴隷を使役する支配階級、言い換えると伝統的な貴族位)家から、この新政策を賞賛するコメントが寄せられています
軍事的強硬派のホルダー家から商業主義的なホルダー家まで、あらゆるホルダー家が戦略的、貿易的の利益が改善する見込みにより、最近の懸念の多くから解消されるから、と見られています
ガレンテのCaille大学現代アマー研究学部のIsidore Colkata教授は次のようにコメントしています
『より…世俗的、なアマー貴族達の一般的な感覚は、連邦との貿易機会の向上、それと共和国を戦略的に孤立させられる可能性は、多くの人々が価値が低いと考えるようになった軍事同盟を犠牲にする価値がある、というものだろう。』
以下、様々なニュースをお伝えします
・ミンマター共和国のTobias Efrit首相、ニューカルダリプライム、Landfall市の代表取締役委員会本部ビルでの歓迎式に出席との報告
・Hyasyoda CEOのAthonen Osmon氏率いるカルダリ代表団が共和国艦隊儀仗隊と共にマターに到着との報告
・Onnamonシステムのカルダリ海軍拠点に新たなキャピタル級戦力と護衛艦隊を含む部隊が配備との報告
・ガリスタス海賊団がSyndicateリージョンのカルダリ補給基地を強襲するもインタキ宇宙警察の増援に迎撃されるとの報告
・Augaシステムで義勇軍同士の激戦が発生、第24次帝国十字軍がHeimatarリージョンでの突破を狙っているとの報告(訳注: 翻訳時点では依然としてAugaシステムは部族解放軍の支配下にあるものの、第24次帝国十字軍がシステム掌握に大きく前進中、支配奪取の可能性が迫りつつある模様
・Eugidiコンステレーションでの攻防戦が継続中、依然としてTurnurシステムはアマーの支配下にあるとの報告(訳注: 翻訳時点でもTurnurはアマーの支配下にあるものの、部族解放軍がシステム掌握に向けて前進しており、一進一退の攻防といった様相を呈している模様
・連合プロテクトレイトがPegelerコンステレーションを一掃、連邦軍がEugalesシステムから撤退との報告(訳注: 翻訳時点では、Pegelerコンステレーションにおける連邦防衛同盟最後の防衛線となったAubenallシステムは依然として連邦防衛同盟が優勢を確保し続けている模様
・カルダリ連合がCONCORDとEDENCOMにウォーゾーンでの『技術獲得や抑制に関する作戦』を中止するよう命令したとの報告
・Eugalesシステム陥落に先立ち、CONCORDの対戦闘クローン/対AI部隊が破壊、『完全除去』工作を実施との報告
・Placidリージョンからの『膨大な量の量子エンタングルドヘリウム-4』の密輸に『反逆者のPMC』が関与との報告
・インタキプライム、Leinoka市で衝突、連邦海兵隊が『テロリストを追跡し』、繊維業区画のバリケードを突破
・Kainta Yavaat宇宙港の軍需倉庫が『スマート迫撃砲』により砲撃され、連邦海兵隊のAPCが破壊されたとの報告
・Leinoka海岸沿いの僧院の稲田で作業中だった『親連邦派』Idamaが狙撃、暗殺されたとの報告
・インタキプライムを訪問中の上院議員団とインタキ議会執行部が共同声名としてインタキプライムでの暴力行為に対し、冷静さを取り戻すよう求めることを発表との報告
・サンシャインカージョンから避難中の民間船がShaburaⅤの大気圏で『極端なエネルギー放出』を検出との報告
・Aridiaリージョンのブラッドレイダー盟約基地がOnikanabo BrigadeとRoyal Uhlans Mercenariesに襲撃されたとの報告
・エンジェルカルテルがAmmatar艦隊の迎撃を回避しつつFasperaVの遺跡調査基地に電撃的強襲との報告
以上、The Scope、Lina Ambre記者のレポートの翻訳をお伝えしました
以下、訳者による後記を併記します
カルダリ、ミンマターの外交再編はやはりアマー、ガレンテの相互理解、相互不干渉という新たな政策を誘発することとなりました
歴史的に両国はイデオロギー的対立がありましたが、両者が十分に広大な大国であることから、全面衝突するに至るということはありませんでした
また、連邦市民からは若干の警戒感を含みつつも歓迎の声が上がり、アマー貴族からも様々なメリットを背景に賞賛が寄せられています
このような情勢から、カルダリ、ミンマター両国が条約への調印を発表するのに合わせて、アマー、ガレンテも新条約についての発表を行うものと見られています
この2つの条約が本当に調印されるようなことになれば─尤も、それは最早確定的ですが─ここ数十年に渡って常識となっていたニューエデンの『ビッグ4』における星間外交、情勢は後には戻れない転換点を迎えることでしょう
続けて、ニューエデンクラスター各地からは引き続き様々なニュースが報告されています
話題のカルダリ、ミンマター外交団はそれぞれ両相手国の母星への到着が報じられており、カルダリにおいてはミンマターのEfrit首相が代表取締役委員会の本部で直接歓迎を受け、ミンマターにおいてはカルダリのOsmon CEOが共和国艦隊儀仗隊と共にマターに到着するなど、既に両国関係が良好なものであると示唆するような展開となっています
また、義勇軍ウォーゾーンでの戦闘は、近頃の両ウォーゾーンにおける最前線での戦闘が激化しつつあるようです
戦線が集中しつつあり、両義勇軍のカプセラ義勇兵同士の戦闘も自然と集中しており、日々激戦、システム支配権の争奪が続いているようです
また、インタキプライムにおける衝突も日々その激しさを増しており、連邦当局がこれを収拾させることができるのかは依然として不透明なままとなっています
なお、Leinoka僧院で暗殺された『Idama』という人物ですが、これはNew Eden Headlineが独自に情報筋に確認を取ったところ、インタキの精神的指導者に同様の名前の人物が存在している、とのことであり、恐らくはこの人物ではないか、とのことでした
また、Avibコンステレーションへのサンシャインカージョンが現在発生していますが、その最中、Shaburaシステムの第5惑星から避難しようとした民間船が『極端なエネルギー放出』を検出したというニュースはあまりにも奇妙なものだと言えるでしょう
これは先日、Pochvenリージョン、Raravossシステムの第2、第3惑星でも似たような現象が報告されており、また、RaravossⅢにおいてはSvarog Cladeの超大型艦『World Ark』が輸送艦を展開し、何らかの作業を行っていることが観測されています
ShaburaⅤの環境についてCONCORDデータベースを確認したところ、嵐環境の惑星とのことであり、これは、同じく嵐環境の惑星であるAthounonⅤでトリグラヴィアンの施設が確認されていることも相まって、何らかの関連性を感じずにはいられないものとなっています
しかし、5年後の教科書には一体どのような今の事態が記されることとなるのでしょうか
CONCORD、Joveの存在もあり、今から125年前にYCへと歴が変わり、そして、1世紀と四半世紀
今までの常識が、日に日に崩れていきます
変化し続ける情勢に、一刻の油断とも許されない日々が続いていると言ってもいいのでしょう
今後も、詳しい情報が入り次第、New Eden Headlineはお伝えします
それでは、また次の記事でお会いしましょう
New Eden Headline編集長 – El Shionheart 訳・著
ありがとうございました!!
新規プレイヤーさん向けのお得な招待コードはこちら!!